世の中にはゲームエンジンやそれに対応するミドルウェア等、様々なツールがあって環境が変われば当然、使えるスキルも変わってくる。常に新しい技術が開発される日進月歩の世界で働く技術職の方々はとても大変ですね(笑)ゲームの中で何かを動かそうと思った場合、何かしらのアニメーションツールを使うことになる。動けばなんでもよいのかもしれませんが開発環境の中で組み込みやすくスマホゲームでは容量や運用を考慮したりして総合的に使い勝手の良いツールが採用されているようです。

ゲームエンジン

大手企業などでは自社製ゲームエンジンやツールなどをこしらえて使っている場合もあるけれど、最近では導入コストも低くマルチプラットフォーム化されたステキなゲームエンジンが色々あるようで、コンテンツ内容や規模・コスト・スキルなどによってツールを選ぶことがですます。

メジャーどころは、言わずと知れたUnityや無料バンザイ!なCocos2d-x、最近無償化(レベニューシェア)されたUnreal Engineあたりでしょうか。

Unity

とにかく沢山使われているシェアナンバー1のゲーム開発クロスプラットフォーム。3Dはもちろん、2Dゲーム開発も可能で日本語の技術情報が豊富な事や勉強会なども頻繁に行われている事がとても安心ですね。Unityのおかげでゲーム開発の敷居がだいぶ下がったのではないでしょうか。

Cocos2d-x

こちらも人気ですね、無料で使えるゲーム開発用フレームワーク。日本語の情報もそれなりにありますね。

Unreal Engine

価格形態が変更されて導入コストがかなり下がったゲームエンジン。日本語の情報はまだまだ少なく、これから徐々に増えていく予感。といった感じ。

ゲームエンジンは調べれば他にも色々あります。プログラミングに精通した技術者ではないのでゲームエンジンってすっごいなぁ~と感心するばかりです(笑)

アニメーションツール

ゲームエンジンには予めアニメーションやエフェクトを作る為のツールが内包されているモノもあってソレで事足りることもあるようですが専用ツールを使うことでしか表現できない場合などもあり、用途に適したアニメーションツールを選ぶ必要が出てきたります。

ゲームアプリ等で出くわすアニメーションや演出の種類

  • アドベンチャーパートで会話をするキャラクターの動き
  • プレイヤーキャラがいる場合やバトルシーンなど
  • 攻撃や魔法などのエフェクト
  • レベルアップや宝箱を開ける等の演出
  • 動きのあるUIやアイコンなど
  • 雨や雪が降るような画面全体の演出

などなど・・・まぁほぼ全部動いてるのでキリがないですね。色々な種類のアニメーションをゲームエンジン内のツールで作るのは中々難しいので、それぞれ適したツールを選択する事になるのですが、キャラクターのモーション付けでいえば、Live2dSpriteStudioSpineといったあたりでしょうか。3DならMayaだし、演出・エフェクトといえば結局AfterEffectsに行き着いたりもしそうですが。

Live2d

2Dキャラクターがそのまま立体的に動かすことが出来るツール。ゲームでは立ち絵やバストアップなどアドベンチャーパートで使われていることが多い。日本製。

ニュルニュル半端ない(笑)なんといいますか全体的なゴム感というかそういうのが良いのか悪いのかは置いておいて、、1枚絵でこんなにも動いてると感心します。

SpriteStudio

キャラモーションからパーティクルを使ったエフェクトまで。日本製で使い方等の情報もたくさんあります。バージョンが上がる度に徐々に新機強化され、ついにOPTPiX SpriteStudio 6からはメッシュ・ボーン機能が追加される予定との事で、アニメーションツール情勢が一気に様変わりしそうな予感ですね!

Spine

国産ではありませんが、ローカライズされています(ver.3辺りから)。余計なものがなくキャラクターに絞ったわかりやすくストイックな感じのボーンアニメーションツール。とは言え作り方次第でエフェクト等の制作も可能。こちらもバージョン毎にどんどん新機能が追加されている。SpriteStudioにメッシュとボーンの機能が備わったらSpineを使うメリットがいよいよ導入コストくらいしかなくなってしまうのでしょうか。個人的にはUI含めツールの使用感はSpriteStudioと比べるとSpineのほうが好みなのだが…がんばれSpine!

Anima2D

本家が遂に獲りにきた感じですねぇ。コチラはUnityアセット。いままで有料でしたが2017年1月から、なんと無料になったボーンアニメーションソフトウェア!メッシュやIKにも対応している。そのうちUnityに統合されるみたいです。環境はUnityに依存しますがこれまた需要が増えそうですね。見た感じSpineと似てます。下の動画の21:19~を見てスゲー!ってなりました(笑)


3DならMayaを使っている事例をよく耳にします。BISHAMONなんていうエフェクト専用のツールも。

それにしても、、ニッチな世界だなぁ。古き良きドット絵GIFアニメーションも魅力的なんですけどね。